お陰様です。
新年度も、日々多くの方々に支えられながら業務に励むことができております。そんな中で、あらためて強く感じているのは、「環境整備の励行」 をこれまで以上に徹底していこうということです。
当社では約25年前に無借金経営を目指して、社内改革に取り組みました。その一環として、朝礼後の1時間を全社員で環境整備に充ててきました。改革の指導をいただいているコンサルタントの先生のご指導を受けて、以前とは見違えるほど整理整頓が行き届いた職場へと変わりました。たとえば字彫工場では、見学に来られたお客様から 「ここは靴を脱いで入るのですか?」 と尋ねられたこともあります。

しかし近年は、残念ですが、当初の精神が薄れているように感じておりました。そこで、今期は改めて初心に立ち返り、環境整備に取り組んでまいります。
初心に立ち帰り、環境整備に努めます
この取り組みは社員一人ひとりに精神的な変化をもたらしました。工夫が生まれ、モノを大切にする気持ちが育ち、職場に来るたびに清々しい気持ちになります。環境整備は、社員の内面的成長に直結するものだと実感しています。そして次は、その姿勢をお客様との信頼関係づくりにつなげたいと考えております。
札幌市にある 「西山製麺」 では、3000軒のユーザーの為にそのお店に合わせた数百種類のラーメン用の麺を製造しています。個人経営が多いラーメン店の要望に応じた対応の積み重ねによるものだそうです。
西山隆社長はこう語っています。「お客様は最初は 『ビジター(訪問者)』 です。それが、率直な感想をいただくうちに 『リピーター(応援者)』 となり、不満を伝えてくださる。そして、それに応えていくうちに 『サポーター』 となり、提案までいただけるようになります。」

私はこの言葉に、個人向けサービスの本質を感じました。信頼なくして関係の深化はありません。その信頼をお客様から得るためにも、私たちは環境整備をさらに進めていきます。
信頼構築につながる環境整備の実践を!
「この人たちなら任せても大丈夫」 と思っていただけるような、人と人との絆を築くことを大切にしたく思います。私たち中谷石材は、まだ 「ビジター」 として見ていただいているお客様の信頼を得られるよう、これからも誠実に歩んでまいります。そのことを、あらためて心に誓う今日このごろです。
社長 中谷明生
