お陰様です。

今年は、草むしり事業のご依頼が大きく伸び、会社の姿が外から見ても変わってきました。
現場に立つ従業員の数は、石材部門の仕事より草むしり事業のほうが多くなりました。また、それに合わせて社内の体制も大きく変化した一年でしたが、私の中にある 石材事業、特に 「お墓」への思いは、昔と少しも変わっていません。
草むしり事業が伸びゆく中で
お墓を建てるということは、単に“石を形”に整えてできあがり、ということではありません。
亡くなった方への思いや感謝を形にして残す営みです。手を合わせる場所を、昔から人は大事にしていました。
お墓についての価値観は時代とともに多様になり、従来のように石のお墓を建てる方、樹木葬を選ばれる方、合同墓を選ばれる方、そして墓じまいをされる方・・と、選ばれる形も人それぞれになりました。それでも、「大切な人をどう祀るか」を真剣に考えておられる点では、どなたも同じだと思います。
お客様の思いに寄り添いながら、お参りしやすい場所、心が落ち着く場所をつくることも、私たちの役目だと感じています。わたし自身は、忙しさの中で毎日走り回っていた若い頃よりも、老年を迎えた今の方が一件一件のお墓に深く向き合えるようになった気がしています。

お墓とは、感謝と記憶をつなぐ場所 心を育てる場所
先代がよく、こう言っていたのを憶えています。
「お墓参りは、子孫にご先祖様を偲び遺徳を伝道する“情操教育の場”であり感謝をするところである」。
これからも「お墓」を大切に
若いころはピンと来ませんでしたが、歳を重ねるにつれ、その言葉の重みが分かるようになりました。
お墓は、人の営みや家族の歴史が積み重なってきた場所であり、その家のふるさとでありシンボルそのものです。
これから、会社はさらに変化していくと思います。それでも、私たちがお墓と、そこに足を運び先人に感謝する気持ちを大切にしたいと強く願う姿勢は変わりません。
お墓がどのような形に変わっていっても、これからも同じ気持ちで向き合い、お墓の作り手である私たちも、祀るご家族も、気持ちよく手を合わせられる、そんなお墓づくりを続けていきたいと思います。
中谷石材株式会社社長 中谷明生
